日 録

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 きのうは、学年末試験を実施したり、会議に出席したり、来年度にむけての委員会のひきつぎをうけるため、筑波大学に出勤。
 (大学にしては)ながい学年が、ようやく一段落した。

 きょうこそは、これまでさきのばしにしてきた所得税の確定申告を出そうとおもって、自宅でほぼ午前中いっぱいかかって、税務署から送られてきた作成要領と首っぴきで、ようやく、どうにか申告書を作成した。
 「たかが確定申告で、連日なにをさわいでいるのか」といわれそうだが、これこそは、(1)お金の勘定、(2)公的な文書という、わたしにとっては強いにが手意識をもっている2つの要素がまじわりあった結節点のようなもので、象徴的な意味があるのだ(笑)。
 午後、横なぐりの雨がふるなか、≪ぽっぽ町田≫という、ひとを食った名まえの施設に臨時に設けられた提出場所に、申告書と添付書類をもってゆく。
 小田急の町田駅から≪ぽっぽ町田≫まであるくとけっこうな距離だが、歩行者天国の商店街がつづいているだけなので、雨のなかでも、あるいて行く以外の手段はない。商店街といっても、アーケードや軒はないので、雨をしのげない。
 急ぎ足でただ往復したら、傘をさしていても、レインコートではないコートが重いほどびしょぬれになってしまった。こんなとき、田中小実昌なら、「「しろしい」のこころだ」と書いただろう。
 以前なら、用事をすませたあとは、古書肆にたちよって、そこで買った書物をたずさえて、ドイツ風(を自称するが、じっさいはどうだかわからない)カフェに行ったりしたものだが、最近、さっぱりそういう気にならなくなってしまった。精神的な衰微の徴候かもしれない。