日 録

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 きのう、25日(土)は前期入試にまつわる業務があったので、一昨日24日(金)はつくばに前泊した。
 その24日は、先週つづけて開催された講演会や研究会のため休講した分と、1月末にやむをえない事情で発表を延期した院生がいた分をおぎなうため、15時から17時30分ころまで、大学院の補講をした。
 大学にむかうとき、つくばセンターのバス停に、たいへん明示的な、受験生のための臨時バスの運行の張り紙がしてあった。



 かつては、このようなときはもっともっと chaotique になっていたような気がするが、これもつくばの≪都市化≫の徴候だろうか。



 学内には、あきらかに受験生とおぼしきひとたちが、試験場の下見にきている。親子づれまでいる。みずから受験生だったころ、試験場の下見など一度もしたことがないので、なんという慎重さ、堅実さだろうと感心する(と同時に、正直いって、べつにそこまでしなくても、と思う)。

 24日、補講がおわったあと、つごうのつく院生ふたりといっしょに、昨年4月以来ひさしぶりに≪きく乃家≫にゆき、きりたんぽ鍋をたべながら、ニホン酒をのむ。鍋は店主みずからが畑をたがやし、有機農法でそだてた野菜がたっぷりで、つくば地鶏のだしがきいていて、とてもおいしい。



 ちいさなさかづきで飲んでいるとまだるっこしい、という話をしていると、湯のみのように大きなさかづきをえらばせてくれた。これは主観的にはちょうどよいが、飲みすぎに注意しなければ。

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 25日、筑波大学の前期入試は、3科目それぞれ120分ずつという試験(これはわたし自身が受験した25年まえとかわっていない。とくに地歴・公民は、400字の論述4題、合計1600字という、まるで大学の期末試験のような問題だ)で、重厚で本格的な入試だと思う反面、入試業務にたずさわるがわとしては、たいへんな長丁場で、疲れる。
 受験生はもっと疲れるだろうと思うが、わたし自身が19歳でおなじ試験をうけたときのことを思いおこしてみると、むしろ無我夢中でそのようなことは感じていなかった。きのうも、多くの受験生がそのようなようすだったと思う。
 昨年の京都大学の入試での不正行為の問題以来、大学としても不正防止には気をつかっていて、携帯電話を袋に入れさせるなど対策も講じられ、じっさいに入試の厳正さは保たれていたと思うが、たとえ峻厳たるべき業務のなかにあっても、25年まえの自分自身とおなじように問題にとりくんでいる若者たちをみていると、たいへんなつかしく、せいいっぱいの力を出してほしいと祈るような気もちになる。

 すべての試験がおわって、一定の確認作業を待ったあと、19時30分ころ帰途につく。つくばエクスプレスは、土曜の夜ののぼりにもかかわらず、かえりみちの受験生で、見たことがないほど混みあっていた。そのなかにまじって、結婚式のかえりみちらしき、着かざったひとたちもいた。こよみをみると、25日は大安だった。

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 きょう、26日(日)は3月のサマルカンドでの研究会の予稿集の原稿のしめきりだが、今朝、しめきり当日になってからようやく着手し、さきほど添付ファイルで送った。そのようなわけで、しごとはあいかわらず自転車操業がつづいている。