日 録

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 12月17日から18日にかけて、福岡に出張してきた。17日に福岡大学で研究会があり、そこで発表するのがおもな目的だった。
 福岡は東京より寒く、16日には初雪がふり、17日も雪の予報がでていたので、少々身がまえていたが、さいわい雪には一度も遭遇しなかった。

 福岡にゆくのは、2002年、九州大学でひらかれたフランス文学会の秋季大会に参加したとき以来だ。
 当時は九州大学には六本松キャンパスがあり、そこまで中心街の天神からバスで行ったものだが、いまでは六本松キャンパスは移転により廃止され、一方、六本松を通って福岡大学方面にゆく地下鉄七隈線が新設されるなど、かなり変容したようだ。



 17日、はじめてたどる道すじなので、慎重に、七隈線の始発駅である天神南駅の場所を確認してから地上にのぼると、大丸のまえの広場で、クリスマスコンサートがひらかれようとしていた。
 その広場に面したほそながい店が、≪Aux bacchanales≫というビストロ風の店で、名まえといい、提供している料理といい、調度品といい、たいへんフランス的な店だとおもって、ぼんやりながめながら前をとおると、ガラス越しに手をふるひとがいて、わたしが発表をするのとおなじ研究会で発表するSさんが、ぐうぜんにも昼食をまつところだった。
 これさいわいとSさんと合流し、わたしはキッシュをたべた。店のなかは France Info のような、フランス語のニュースがずっとながれていた(Sさんによると、「ときどきかかるみじかい音楽が、France Info とはちがう」らしい。わたしはそこまでこまかなことはわからなかった)。





 七隈線にのるとき、鉄っちゃんのお約束で写真をとる。東京でいえば大江戸線に似ていて、トンネル口径がちいさく、コンパクトな車輌を走らせている。



 福大前という駅でおり、地上にのぼるとすぐ福岡大学の正門だ。
 (これまた鉄っちゃんネタだが、「福大前」と称する駅はニホンに2か所あり、もう1か所は福井大学のちかくだ)



 巨大な大学で、広大な敷地は筑波大学と似ているが、ちがうところは、建物がほとんどみな高層棟だということだ(筑波はひくく広く建てている棟も多い)。
 いちおうしごとをした証拠で、研究会の会場の窓からのながめを撮影(笑)。



 研究会ではじっくりと議論することができ、たいへん有益だった。
 おわったあと、主催者側のKさん、Yさん、発表者のSさんとわたしの4人で、天神にちかい赤坂というところにゆき、≪山なか≫でもつ鍋をたべてきた。Kさん、Yさんにごちそうになってしまった(ありがとうございます)。
 しょうゆ味、みそ味、しゃぶしゃぶ風と3種類の鍋を順にたのみ、最後は雑炊にしてたいらげた。
 もつ鍋のもつは、(わらってしまうほど月並みな表現だが)「ぷりぷり」で、いくらでも食べられそうなおいしさだった。





 この週末は、福岡でなにかイヴェントでもあったのかと思うほど、中心街のホテルがのきなみ満室で、1か月まえに確認したときに愕然とした。
 しかたなく、福岡市と糟屋郡の境に近い、東区和白というところにあるホテルに宿泊した。和白には、17日夜の往路は地下鉄箱崎線と西鉄貝塚線で、18日朝の復路はJR香椎線(愛称「海の中道線」)で往来したので、鉄っちゃん的にはたのしかった。