日 録

まえの記事 つぎの記事
 晴れて、比較的あたたかい。

 いつもどおり筑波大学に出勤し、授業3こまをつとめた。
 そのうちのひとつ(1年生対象)で、能動文≪Christophe Colomb a découvert l'Amérique コロンブスがアメリカを発見した≫を受動文≪L'Amérique a été découverte par Christophe Colomb アメリカはコロンブスによって発見された≫に変換するという、ありがちな練習問題をしたとき、つぎのような余談をしたくなった。
 「わたしは1992年に筑波大学の大学院に進学したのですが、そのとき学長だった物理学者の江崎玲於奈が、式辞で、「ことしはコロンブスがアメリカを発見して500年という、たいへんめでたい年で、、、」などといいだしたので、「いつの時代の歴史認識か」と憤慨する学生が多く、会場がどよめいたものです」
 しかし、「1992年に、、、」とわたしが話しはじめたとき、「1992年は、わたしたの生まれた年です」という学生がいたので、そんなに年齢がちがうのかと、たいそうショックをうけ、そのあとの話が、いや、そのあとの授業全体が、ぐだぐだになってしまった(学生のみなさまには、まことに申しわけない)。

 修士論文や卒業論文のしめきりまでおよそ1週間ということで、ひざづめで学生の原稿を読みかえしたり、ほかにも来年度の科目編成をめぐる確認や、1月下旬にひらかれる専攻説明会のことなど、雑務もおおく、授業のあいまに支援室(以前の呼称でいう「事務区」)になんども往還するなど、いそがしい日だった。