日 録

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 最近、ニホンでは、「プレミアムフライデー」という概念が売りだされているが、月末限定というのはあきらかに中途半端で、腰が引けている。
 毎週プレミアムフライデーにしようぜ、などと思っているうち、George Strait のなつかしい « Friday Night Fever » を思い出した。


 一方、Bee Gees が « Saturday Night Fever » という曲をつくっており、そちらのほうが有名なので、あるひとから、« Friday Night Fever » というのはまちがいではないかといわれたことさえある。ほんとうは両方あるのよ。


 いっそのこと、« Everyday Night Fever » でよいのではないか。

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 ともあれ、今夜は « Friday Night Fever » ということで、しごとがおわったあと、錦糸町にくりだした。
 錦糸町は通りすぎることはあっても、まともに来たのははじめてで、予想以上に都会的でおどろいた(笑)。

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 行き先は、« 東京穆斯林飯店 »。「穆斯林」は「ムスリム」とよむ。ハラール(中国語では「清真」)の中華料理だ。

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 店内の壁に、バスマラが額装されてかざられていた。

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 添え書きされた「奉普慈特慈的真主之名」というのが、「慈愛あまねき、慈愛深きアッラーの名において」の中国語訳だ。
 左下の署名もあわせて、中国の書の形式にとりいれられていることがわかる。
 中国におけるアラビア書道について、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所編『アジア文字入門』(河出書房新社、2005年)57ページに、「まずアラビア書道では常識であるカラム(葦や竹の先を削ったペン)ではなく毛筆です。そのため、アラビア書道では嫌われ漢字書道では重んじられる『画雲』とよばれる墨のかすれがあらわれています」と書かれていた。
 « 東京穆斯林飯店 » にかざられている作品にも、筆に特有の「画雲」がみられるように思う。

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 修士を取得なさり、今春から翻訳事務所に就職なさった元院生のブランシュ・ネージュさまを中心に、総勢5人でテーブルをかこみ、こうむるように飲んできた(酒をのむのはハラールなのか、というツッコミは置いておいて)。
 ブランシュ・ネージュさまとは学位記授与式以来4か月ぶりの再会だったが、あいかわらずお元気で、あいかわらず活溌で、そしてあいかわらず、かがやくようにお美しかった。
 連日の炎暑のせいか、わたしは少々元気がなかったが、おかげさまでいくらか回復したような気がする。
 料理もとてもおいしかった。とくに麻辣羊肉鍋が最高だった。その名のとおり、そして見た目のとおり、とても辛いが、ただ辛いだけでなく、辛さをささえるコク、うま味がある、などというと、「料理評論か!」といわれそうだが。

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