日 録

まえの記事 つぎの記事
 祝日で、すこしばかり閑暇があったので、以前からずっと Twitter で作ろうと思っていたコルシカ語 bot を作りました。
 https://twitter.com/bot_di_u_corsu
 5時間に1度、コルシカ語の単語を日本語による語釈つきでつぶやきます。
 [後日追記] ツイート間隔を約3時間にあらためました。

PA111674

 2013年、コルシカ議会で、島内ではコルシカ語をフランス語とならぶ公用語として位置づける「併用公用語制」(cuufficialità) が定められましたが、これがフランス共和国憲法の規定に反するのではないかとの疑義が出されているため、その帰趨は予断をゆるしません。
 そこで最近、オベンキョーのため、昨年出た併用公用語制にかんする書物を入手しました。
 この書物(全篇コルシカ語書き)のおもしろいところは、前置詞 pè が pà になっていたり、svucalatura(非強勢音節での母音交替)がいっそう徹底されているなど、南部コルシカ語の特徴が鮮明で、わたしが知っているコルシカ語の変種とはかなりちがいますが、一定の対応関係があるので問題なくよめます。
 単一の標準語をもたず、各方言が対等の規範性をもってならびたっているという、「多規範的」(pulinòmicu)なコルシカ語のありかたに慣れると、「みんなちがって、みんないい」という気になります。
 考えてみれば、併用公用語制も結局、多規範性の延長線上にあると思います。EUで価値づけられている多言語主義・多文化主義にもつながる考えかたですね。

 Cuufficialità の著者、Colonna 氏出演動画: