日 録

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 きのうの月曜は、東京に雪がつもり、交通機関がたいへん混乱した。これはいたしかたのないことかもしれない。年に1度か2度しかない積雪のために、首都圏のインフラを北国なみにすることが非現実的であることは、経済オンチのわたしでもわかる。
 幸運なことに、きのうはセンター試験翌日の片づけと、監督担当者の代休のため全学的に休講だったので、筑波に往還せずにすんだ。しかしこれはたまたまのことなので、ふつうの平日におなじことがおきたら、どうなることやら、はなはだこころもとない。

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 今週のしごとはきょうから毎日つづく。
 きょうは、きのうの休講の影響で、全学的に月曜の授業。
 カレンダーのまわりの関係で、月曜の授業はきょうが年明けはじめてだ(先週は成人の日だった)。
 ひさしぶりということもあり、進みかたをまちがえてしまうなど、あやうげなところがあったが、なんとかつとめた。
 こころになやみがあり、はればれしくない気分のときでも、適度にひとと接しているほうが精神の平衡が保たれるかもしれない。わたしは、このんでかかわりを求めようとするほうではないので、しごとのうえで強制的にそうさせられることを、少しはありがたいと思わなければならないだろう。

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 休み時間、エレヴェーターホールですれちがった同僚の和田くんから、昨秋から協力して編集していた科研費論文集が、とうとうできあがり、現物がとどいたということを知る。
 つぎの休み時間に和田くんの研究室にうかがい、とりあえず見本を1冊いただいてきた。見本以外はまだ封を解いてさえいないので、各方面にお届けするのはまだ先のことになりそうだ(もしご期待くださっているかたがおられたら、すみません。他業務の合間をぬってお届けしたいと思いますので、気ながにお待ちください)。

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 一応、情報を書いておくと、以下のとおりだ。
 少々できあがりが遅れたが、おくづけの発行年月日は昨年12月なので、(2015) という数字がつく。

和田尚明・渡邊淳也(編)(2015):『時制ならびにその関連領域と認知のメカニズム』TAME研究会(筑波大学).
ISBN : 978-4-9908803-0-9
224ページ

もくじ
はじめに ・・・ v
英語の単純現在形の包括的分析 / 和田尚明 ・・・・・・・・・・・・・・ 1
実体験知覚と共有知識―未来の事態を表すフランス語の直説法現在形― 
               / 岸 彩子 ・・・・・・・・・・・・・・ 47
日本語の動詞テイルと対応するフランス語の形式 / 津田香織 ・・・・・・ 75
英語の懸垂分詞とフランス語の主語不一致ジェロンディフの対照研究
               / 早瀬尚子・渡邊淳也 ・・・・・・・・・97
Mirativityを表すマーカーとしての「の」 / 五十嵐啓太 ・・・・・・・・・181

 全体として、時制、アスペクト、モダリティ、証拠性の深いかかわりを再確認することのできる論文があつまり、読みごたえのある論集になったと思う。
 ISBN を取得するため、発行元を新たに « TAME研究会 » とした。これはかねてより言語学の世界では言われているように、時制、アスペクト、モダリティ、証拠性 (Tense, Aspect, Modality, Evidentiality) の4つのカテゴリーのかしら文字をとったものであるが、院生のひとりが、いみじくも、「和田先生と渡邊先生が大学生のころから元同級生(タメ)だったからですか」というするどい質問をくださったので、これさいわいと「タメ」の意味も重ねあわせることにした。
 元同級生といえば、「英語の懸垂分詞とフランス語の主語不一致ジェロンディフの対照研究」をわたしと共著してくださった早瀬さんは、高校1年のときにおなじクラスにいた元同級生だ。
 これほど元同級生つながりが多いのもめずらしいが、本業である研究をすすめながら、旧交をあたためることもできるのは、しあわせなことだ(無精だから、いちどにいろいろなことが達せられるのがいいのだろう、といわれるかもしれない。否定はしない)。
 « TAME研究会 » のはなしにもどすと、せっかく ISBN の発行権を取得したので、今後も不定期ながら論文集を刊行してゆきたい。また、今年度はもうじき終わってしまうので、来年度から「リサーチグループ」といった制度的な位置づけも申請するようにしたい。

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 しごとのかえりみち、かねてよりの約束で、18時に北千住で打ちあわせ(謀議ともいう)をする。
 おなかがすいたので、北千住東口の「学園通り」をつきあたりまであるいて、つきあたりの三叉路にほど近い、なつかしいふんいきの洋食店 « レストラン三幸 » にたちより、ビーフシチューをたべる。生ビールもたのんで、横におく。明日も午前中からしごとだから、1杯だけにとどめる。

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 ビーフシチューは肉がとてもやわらかく、野菜にも味がよくしみて、おいしい。塩味がひかえ目で、やさしい味なのもよい。くたびれた身体とこころが癒やされた。
 さあ、明日からまたがんばるぞ...あ、いや、無理をせず、ぼちぼち行きます。