日 録

まえの記事 つぎの記事
 ことしは曜日のまわりが(なまけもののわたしにとっては)つごうよく、としあけ筑波で授業をするのは連休明けのきょうから。
 ブザンソンに行っておられた大学院生のかたが無事帰国なさり、再会できた。彼女の留学中に、フランスではテロ事件があったので、ご無事で帰国なさり、再会できたよろこびはひとしおだ。
 おみやげにお菓子をいただいた。ブザンソンにはおいしいお菓子が多くある。

P1127199

 店の名まえがおもしろい。Criollo(クリオージョ)とは créole(クレオール)にあたるスペイン語だが、それにフランス語の定冠詞 le がついている。こういうのも一種のクレオール的現象なので、自己指示的命名といえるかもしれない。

 * * * * *

 午後、大学院生のなかから、時制関係を研究しておられるおふたりに、学内研究会で発表していただく。
 おわったあと、« 百香亭 » にゆき、ビールをのみながら話す。それがたいへん楽しかったので、いまなお気分がふわふわしている。

P1127201

 * * * * *

 大阪大学の早瀬尚子さん(じつは高校1年のときにおなじクラスだった)から、最近公刊された共著書『日英語の文法化と構文化』をご恵投たまわった。

P1137204

 早瀬さんはこのなかで、英語の supposing... ではじまる節が、仮定からはじまり、その他の意味へと派生してゆくことを論じておられる。
 じつはわたしも、類似の諸現象について、近刊の科研費論文集に早瀬さんと英仏対照研究の共著論文を書いたのだが、個々の事例についてはもう少し考察したいと思っているので、たのしみに拝読し、参考にさせていただきたいと思う。

 * * * * *

 あとは最近買った本。三好準之助『概説アメリカ・スペイン語』、同『南北アメリカ・スペイン語』。

P1137203

 ロマンス諸語の対照研究の共同研究にもくわわっているので、スペイン語についても、そのさまざまな変種について知っておきたいという動機から、いまさらながらに買ったのだが、さすがに新知識が多く、たいへんおもしろい。
 名まえに反して、『概説』よりも『南北』のほうが入門的だ。CDもついていて、各国のスペイン語を聴きくらべることもできる。