日 録

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 ほぼ予定どおり(じつは少し遅れていたが)、先週のうちには研究室の代替スペースに荷物が運びこまれた。
 代替スペースは研究棟ほど什器類の重量に耐えられないそうで(かりにも鉄筋建築で、そんなことがあるのだろうか)、180cm以上の棚やキャビネットの搬入が禁止されており、本棚のたぐいが置けない。
 もとの研究室にあった本棚やキャビネットは、低いものでも180cmはあった。
 その他、大きなものは代替スペースとはべつの倉庫行きにせざるを得なかった。

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 書物や資料、書類は段ボール箱でもちこんでいて、必要なたびにひっくり返してさがしているありさまだ。
 どの資料が必要になるか、あらかじめ予見することはできないので、極力倉庫行きにしないで代替スペース行きにしたが、きわめて不自由だ。これになれるまでは、しばらく時間がかかりそうだ。

 代替スペースは吾妻にあり、つくば駅に近いので、大学への行きか帰りのとちゅうにたちよることにしている。
 つくば駅から歩いて6分くらいだが、16日の日録でも書いたように、表通りからはたいへん行きづらく、歩道経由が最短だ。
 オークラフロンティアホテルから学園中央郵便局にむかう歩道橋(写真1まいめ)をわたり、郵便局を右にみながらとおりすぎ、さらにもうひとつ橋をわたると、すでに代替スペースの建物が前方にみえてくる(下記2まいめの写真の左前方にみえている建物だ)。

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 まあ、これだけ便利な場所なら、国有財産売却の対象になってもしかたがないかもしれない。つくばエクスプレス開通以前とくらべれば、土地などの市場価値もまったく変わったというべきだろう(もっとも、大震災・福島原発事故以降ふたたび下落したかもしれないが)。

 先日購入したコルシカ語の辞書は、ネットで見られるコルシカ語辞典(http://infcor.adecec.net/)を作っているADECEC(Association pour le Développement des Etudes archéologiques, historiques, linguistiques et naturalistes du Centre-Est de la Corse)が中心になって編纂されている。
 いろいろ調べていたところ、先日言及した u Maiò(「大きいの」、フランス語・コルシカ語大辞典)と u Minò(「小さいの」、フランス語・コルシカ語;コルシカ語・フランス語小辞典)だけでなく、もう1冊、おなじ出版社 DCL から u Maiori(「大きいの」、フランス語・コルシカ語大辞典)というのも出ていることがわかり、さっそく註文しておいた。
 http://www.editionsdcl.fr/product_info.php/maiori-p-203
 前二者のみではいかにも不均衡で、なぜ「大きいの」は仏科大辞典しかなくて、科仏大辞典がないのだろうか、と思っていた。maiò と maiori はおなじ単語(もちろん、ラテン語 mājor に由来している)の変異形ということなので、ふたつの対等な「大きいの」をつくることができる、うまい命名だ。u Maiò だけに、うまいお! ...あ、どうも失礼いたしました。

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 註文しておいた u Maiori とはべつに、Le Bord de l'Eau (水のほとり) という風流な名まえの出版社から2013年に出た最新の辞書、Dizziunariu Corsu-Francese も買った。1195ページ、6万語以上の大辞典だ。コルシカ語についてもさらにいろいろ調べたい(まだおよそ「研究」などとはいえない段階だが)。