日 録

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 6日が入学式と大学院の新入生ガイダンス、そして7日からきょう(9日)にかけては会議や学類の新入生ガイダンスのしごとがありました。
 これで教育課程委員としての年度はじめのしごとは一段落し、明日からは平常授業がはじまります。もっとも、平常授業といっても、一巡するまでは年度はじめ独特の調子がつづきますが。

 2月13日の « 日録 » で酒飲み仲間として言及した知り合いの榮谷温子さんの著書、『はじめましてアラビア語』(第三書館、2014年刊行)をようやく買いました。

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 題名や表紙はとてもかわいらしいのですが、内容は硬派の文法入門書です。税抜き定価2000円と廉価なのも良心的といえましょう。
 内容についてきちんとコメントをするだけの知識はわたしにはありませんが、類書にはあまり見られない、学習上「この点を明示的に書いてくださってありがたい」と思える記述がたくさんあるようにお見受けしました。
 名声赫赫たる宗教学者と大名鼎鼎たる政治学者の共著による好評嘖嘖たるアラビア語の某入門書より、言語学者の(それも、動詞論を研究しておられる)榮谷さんが書かれた『はじめましてアラビア語』のほうをわたしは信頼します。

 よけいなはなしですが、第三書館は、2010年にファイル交換ソフトの使用が原因でネットに流出したらしい公安当局のデータをそのまま出版したり、最近では Charlie Hebdo に対するテロ事件をうけて、『イスラム・ヘイトか、風刺か』を出版するなど、センセーショナルな商法の出版社と思われがちですが、じつは中東に関する研究書や解説書も多く出しており、榮谷さんの著書もその系列に連なるものといえましょう。