日 録

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 筑波大学の学内は紅葉が見ごろになった。きょうは冷涼で、ときおり雨がふったが、このような天気もわたしは好きだ。

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 今月末の推薦入試をひかえて、裏方のしごとが本格化してきているので、たいへんいそがしく、疲れやすいまいにちだが、そんななかでもいくらか「ちいさなしあわせ」があるので、披露できるものは以下に書いてみたい。

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 耐震化をかねたリフォーム工事をしている研究棟で、とてもなつかしいにおいがした。
 しばらく考えた結果、塗料のにおいが、40年まえ、こどものころよく前をあるいていた映画館とおなじだったことに思いいたった。
 その映画館からは、いつも塗料のにおいがしていた。なぜかというと、新しい映画を上映するたびに、俳優の似顔絵などをあしらい、題名をしるした看板をその場でペンキで塗ってかかげていたからだった。2~3週間でまたつぎの映画になるので、塗られたペンキがいつも比較的新しく、においを放っていたものと思う。
 ところが、塗料にもいろいろあるから、なつかしい映画館のにおいがする塗料はめったにない。めずらしくおなじにおいがすると、ひそかにむかしを思い出し、甘い感傷にひたってしまう。

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 「Linux にかんする記事は今後はここには書かず、« おぼえがき » に書く」と宣言していたが、ひさしぶりにクリーンヒットというべき経験をしたので、ここにしるしておきたい。

 自宅では2台のパソコンにLinuxを入れて使っている。そのうち1台はもとは Windows XP が入っていた DELL のノートパソコン XPS で、いまは Lubuntu(Lubuntu はデスクトップのデザインがいちばん好きなので)をいれて、とても快適につかっており、最高の成功例といえる。もうひとつはもとは Windows 2000 がはいっていた東芝 Libretto で、これは Bodhi Linux にしている。
 大学のわたしの研究室でもこれまで2台のパソコンを Linux にした。そのうち1台は DELL の Latitude-E6400 で、もともと Vista だったが、これも Lubuntu にした。しかし、モニターがこわれたので、いまは別のモニターをつながないと使えない。最後の1台は転職前の2005年ころに買った、いまでは骨董品というべき SOTEC の XP のパソコン(ファンの音が共鳴してうるさいので、愛称「爆音パソコン」)で、Puppy Linux にした。これはほんとうに遊び程度。これらについては、今年の1~2月、おりにふれてこの « 日録 » でも紹介した。

 それら4台をLinuxに転換して、自分だけで(「ググレカス方式」で)あれこれ楽しくいじってきたが、ことしの6月、初めて大きな壁にぶつかった。
 今年の春先までつかっていた、もとは Windows XP が流通していた最後のころのデスクトップパソコン(ちなみに、福岡の特徴的な会社「アプライド」の BTO パソコンだった)で、もうこのままでは全く使わないものに、Lubuntu または Ubuntu を全面的にインストールして使いたいと思っていた。
 しかし、「ルートファイルシステムが定義されていません」というエラーメッセージが出てくる。

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 Lubuntu のライヴ CDR も Ubuntu のライヴ DVDR も試したが、症状はいずれもすべて同じ。本来なら、上の写真にみえている「インストール」の窓にディスクのパーティション状態が示されるはずだが、ここがつねにブランクになっていた。

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 パーティションエディター GParted をたちあげて、はじめのパーティションを /boot、2番め(大部分)を /、そして3番めを swap にしたが、これらの操作を GParted で完了したあと、インストールを続行しようとしても、上記の「ルートファイルシステムが定義されていません」にもどってしまう。
 つまり、2枚の写真で示したふたつの状態を行ったり来たり、無限ループしているような状況だった。GParted での設定方法がおかしいのだろううか。BTO パソコンということで、特殊な設定がなされているのだろうか...というような質問を、コンピューターにくわしい複数の友人にしていて、いくらかはお答えもいただいたが、解決にいたることはできず、数か月放置していた。

 ところが最近、Linux Bean にかんする下記の記事で、「Ubuntu や Puppy Linux より簡単に導入できる」という趣旨を読んで、これはためしてみる価値があると直感した。
 http://mogi2fruits.net/blog/os-software/linux/linuxbean/2181/
 さっそく iso ファイルをダウンロードして、ライヴ CDR をこしらえる。CDR の意匠がつくば仕様なのはご愛敬。

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 インストールをこころみたところ、ハードディスク全体にインストールしてよいかときかれただけで、ルートファイルシステムがどうした、パーティションがどうした、という問題はいっさい起きず、あっけないほどすんなりインストールできた。

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 インストール後の設定も、かゆいところに手がとどく、懇切丁寧なウィザードがついている。もう、なにもいうことはない(ただし、下記のスクリーンショットは、Linux Bean に転換したあとの時計合わせをするまえなので、日時は合っていない)。

スクリーンショット - 2014年11月08日 - 05時38分49秒

スクリーンショット - 2014年11月08日 - 05時41分08秒

スクリーンショット - 2014年11月08日 - 05時45分32秒

 ネット接続もうまくゆき、Opera ブラウザーも快適に使えている。

スクリーンショット - 2014年11月10日 - 21時05分53秒

 べつの Linux 機で使いなれた、Libre Office をダウンロードして使うことにした。

スクリーンショット - 2014年11月10日 - 20時50分16秒

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 もうひとつ、最近の「ちいさなしあわせ」として、持病の気管支ぜんそくの定期受診で、検査の際、「肺年齢20歳」という、ぜんそく患者としてはおおよそありえないような数字(自己ベスト)をたたき出したことが特筆にあたいする。しかし、肺年齢はなん歳がピークなのだろうか? 20歳? 18歳?

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 測定機械のコメントで、「肺疾患の可能性は低いです」とさえ書いてあって、わらってしまった。いえいえ、わたしは気管支ぜんそくの患者です(笑)。