日 録

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 筑波大学では10月1日から新学期だが、さっそく、雑務由来のストレスで限界に近い状態だ。
 しかし、きのうときょう、東奔西走して、かずある心配ごとの7割くらいは解決した(きのうのつぶやきから進捗度合いがあがっていないじゃないか、といわれそうだが、きょう、あらたに発生した問題もあったので、残念ながら一進一退だ)。
 まあしかし、この程度で上々というべきだろう。過度の期待をしないことが精神衛生上重要かと思う。

 『大杉栄全集』第2巻ができあがり、献本がとどいた。
 いまどきこんな全集が出ること自体、ほとんど奇蹟のように思う。

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 わたしも巻末の「解題」の一部に協力させていただき、附録の「月報」に「ジョルジュ・パラントをめぐって」と題して書かせていただいた。
 おまえが大杉栄となんの関係があるのかといわれそうなので、いちおう弁明しておくと、ジョルジュ・パラントの著作をはじめて日本語に翻訳し、日本に紹介したのが大杉栄だったからだ。

 じつは、もう少しまえにべつの献本もいただいていた。
 わたしも個人的に存じ上げている大阪教育大学の田中ひかるさん、明治大学の飛矢崎雅也さん(ちなみに、このおふたりは、上記の『大杉栄全集』でも編集委員をつとめておられる)らが中心になって、昨秋開催されたシンポジウムをもとにした論文集が最近出版された。

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 日本での議論を外国にも伝えられるよう、すべての論文の英語訳も1冊のなかにおさめられている。
 シンポジウムから1年もたたずにこのような形で出版するのは、これまた奇蹟的なことだ。
 『大杉栄全集』も奇蹟的と思ったが、実際にはもちろん、奇蹟が空からふってくるわけはなく、必死の思いで実現にこぎつけているひとたちがいるわけだ。

 わたしも研究をどんどん公刊したいという気もちはあるのだが、なかなか心身の馬力がついてこない実情だ。
 田中さんたちにあやかって、わたしもそのような力をもちたいものだ。