日 録

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 きょうの朝日新聞の書籍広告で、菅田茂昭『コルシカ語基礎語彙集』(大学書林)という題名を目にして、ただちに紀伊国屋 Book Web Pro で註文しておいた。
 http://www.daigakusyorin.co.jp/book/b181608.html
 おなじ著者による『サルジニア語基礎語彙集』は、『コルシカ語基礎語彙集』とおなじく、文法要覧もついており、かねてより貴重な資料として愛読していたが、まさかコルシカ語について同様の書物が出るとは思わなかった。たいへんよろこばしい。

 コルシカ語は、いうまでもなく、フランスのコルシカ島でおこなわれている地域語である。
 いまでこそEUの政策により、地域語教育が重視されるようになったが、フランスはながねん、きわめて中央集権的な言語政策をとっていたため、コルシカ語もあまりかえりみられなかった。
 言語体系的にはイタリア語の一方言であるため、いわゆる dachlose Aussenmundart であったことも不利な条件だったろう。

 じつはわたしは、ウェブ上でははじめて明かすが、しばらくまえから、コルシカ語を学習している。
 これまた、恥をしのんで明かすが、練習のため、短文の日記をコルシカ語で書きはじめていた(もっとも、いまは夏休み進行なので、あまり書いていない)。
 « Ghjurnale in corsu »
 http://piyo.fc2.com/corsu/
 これは、敬愛するスペイン語学者、木村琢也さんの「カタルーニャ語日記」( http://www.enpitu.ne.jp/usr10/108350/ )のひそみにならったものなので、よい練習方法のお手本をお見せくださった木村さんにお礼申し上げたい。
 コルシカ語には、つづり字 cia, ce, ciu などの [t∫]、gia, ge, giu などの [dʒ] からはそれぞれ弁別される、chj であらわす [c]、ghj であらわす [J] があり、おもしろい。
 chj、ghj は字母表や辞書では1文字に扱われ、イントリッチアーテ intricciate といわれるコルシカ語独特のつづり字だ。