日 録

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 晴れて、暑くなる。

 筑波で午前中から授業をするべき日なので、都心までは超満員の通勤電車にのる。しかし、世のなかには、毎朝これをがまんしているひとが多くいるのだから、あまり文句をいってはいけないか。
 今週から、人文社会学系棟の耐震工事の今年度の対象部分からの立ち退きがはじまり、その引っ越し作業に利用をゆずるため、エレヴェーターが原則使用禁止になっている。
 出入りするとき、5階のわたしの研究室や、6階の専攻事務室まで、ひさしぶりに階段ばかりでのぼりおりしたら、以前には経験したことがないほどつらく感じるようになった。これを機に、今後もエレヴェーターにのらず、階段を利用するようにしようと決意する。

 3限に担当している授業は外国語センター開設のもので、春学期の平常授業はもうおわっている。それで、2限のおわる11時25分から5限のはじまる15時15分まで大きな空き時間ができる(筑波大学は75分授業で、かつ1限が8時40分にはじまるので、すべてが早め早めだ)。
 その時間は、食事のほか、雑務をかたづけたり、来訪の学生の質問にこたえるのに使ったが、あまりに長いので、つぎの授業を4限からと錯覚してしまった。13時45分に教室に行ったらだれもいない。はて、まちがって休講を予告してしまったかと考えて、しばらくしてから、あまりに早くきてしまったのだと気づいた(幸か不幸か、このようなことでも、無駄に校舎間を往復し、階段をのぼりおりする回数がふえる)。
 最近、粗忽の度合いが加速してきており、あやうい感じがする。

 17時ころ大学を出て、17時18分つくば発のつくばエクスプレスの快速で帰途につく。
 18時8分千代田線北千住発の多摩急行にのり、これですわったまま楽に帰れると思ったが、そうはいかなかった。乃木坂あたりで「小田急が運転見合わせのため、この列車は代々木上原どまりになります」というアナウンスをきく。
 インターネットの路線情報をひらいてみると、小田急相模大野駅で脱線事故がおきたという。こんなことは、たいへんめずらしいのではないか。

odakyu

 しかし、代々木上原につくと、さいわい、新百合ヶ丘まで運転を再開しているという。

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 急行の新百合ヶ丘ゆきがきたので、これにのったが、事故以前から走っていた電車が先につかえているらしく、なかなか進まない。
 20時すぎ、ようやく新百合ヶ丘についた。順調に来た場合にくらべて、1時間は余計にかかっている。
 新百合ヶ丘には、強制的に小田急から下車させられたひとびとがおびただしく、ここでは見たことのないほどの雑沓だった。ひとの波をかきわけて屋外に出る。
 タクシーのりばも絶対に長蛇の行列だと確信したので、見にゆきさえせず、自宅まで歩いてかえることにした。
 小田急に並走する道路は、ちょうど東日本大震災の日に見かけたように、電車にのるかわりに徒歩で自宅をめざすひとびとが多くいた。
 21時ころ、無事帰着。こんなことがあるたびに長距離通勤の難点だと思うが、きょうはたくさん歩いたから、健康的だと思うことにしよう。