日 録

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 正午ころから夜まで、つゆどきのような雨がふる。

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 月に1度のフランス語学研究会、およびフランス語学会の例会のため茗荷谷にゆく。
 おわったあと、学会運営担当の酒井さんと、かえりみち、新宿でビールをのみながら話す。ゆっくり話せるのはひさしぶりだ。
 かつて(90年代後半)、大学院生だった酒井さんやわたしをふくむ、フランス語学関係者が、意外と近いところで行きあい、すれちがっていたことをいまさらながら知り、なにやらなつかしく、あたたかい気もちになった。
 閉塞感にさいなまれ、やや自棄ぎみだったころでもあるので、「あのころはよかった」とはかならずしも思えないが、しかし20代というものはいやおうなく人格の基幹にかかわる時期なので、ふりかえらざるを得ないようだ。
 そしていまでは、おたがい、勤務校であまり学問的とはいいがたい苦労をしているという話もしたが、へんに「おとな」になりすぎてもいけない、変わってはいけない部分が変わることのないようにしよう、という思いを強くした。