日 録

 まいとし恒例のフランス語学研究会合宿のため、月曜からきょうまで2泊3日で軽井沢に行ってきた。
 この研究会合宿はことしで第37回(つまり37年め)という伝統のある行事だ。わたしは2000年(第20回)から参加している。

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 研究会の会場は文化女子大学などの施設、文化軽井沢山荘。
 スイスの湖から名を借りた、レマン湖(!)という人造湖のまわりに開発された別荘地、レイクニュータウンのなかにある。

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 ことしも多くの耳学問をして、たんに興味深いだけでなく、自分の研究の助けになることも多くあった。
 もちろん自分の発表の準備もしたので、勉強になった。
 なにより、気力が失速しやすいわたしにとっては、またがんばろうという気になるのがよい。

 山荘は食事がとてもおいしく、ことしも鯨飲馬食してしまった(東京にもどってきてからは節制にもどっている)。
 初日の夕食。

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 2日めの朝食。

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 軽井沢では毎日最高気温が26度くらいで、朝方は17度くらいと、涼しかった。
 ところが、きのうまでは比較的涼しかったという東京でも、きょうは35度の炎暑になった。
 東京にもどってきて外に出たとき、「この暑さは現実なのか?」と思うほどだった。
 お盆休み、妻とこどもたちとともに、箱根にとまりがけで出かけてきた。
 普通ならお盆の時期に、しかも混雑する箱根になど行かないのだが、今年は息子が中学3年で、勉強もさることながら、部活もまだまだ佳境で、お盆くらいしか休めないということなので、比較的近場のお出かけにとどめた。
 仙石原温泉に行ったが、信州の野沢温泉や上州の草津温泉に匹敵する白濁系の濃厚な泉質で、たいへん満足した。大涌谷の火山活動以来湧出量が減っているとのことだったが、それでもなお立派な温泉だった。
 チェックイン直後に、夜になると順番待ちで混むという貸し切り風呂にはいる。

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 豪華な夕食。あゆの塩焼きがおいしかった。

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 夕食後、ふたたび温泉につかる。他の宿泊客はみな、われわれがさきにはいっておいた貸し切り風呂に行ったらしく、大きな露天風呂も結局は貸し切り状態。

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 もういちど、露天風呂で朝風呂をあびたあとにいただいた朝食も豪華だった。いんげん豆の油いためがとくにおいしかった。

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 おなじ仙石原の « 星の王子さまミュージアム » と « ラリック美術館 » にも行ってきた。どちらも娘の希望。

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  « 星の王子さまミュージアム » は展示、映写、そして屋外に再現されたまちなみが楽しく、気分が出た。『星の王子さま』を読みかえしたくなった(そもそも、子どもむけの話とは言いきれない)。
 室内の展示物は撮影禁止なので、外観の写真をはりつけておく。庭には、まだあじさいがよく咲いていた。おそらくことし最後にみるあじさいだろう。

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 つぎに行った « ラリック美術館 » は、娘の愛読書『アンティークFUGA』シリーズに出てくるので見に行ったのだが、新たな発見として、列車の装飾なども手がけていたようで、パリからニースゆきの急行列車や、オリエント・エクスプレスもラリックの手になるガラス細工が壁の随所にそなえられていた。

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 地図にえがかれた、リヨン経由とクレールモン=フェラン経由の南仏ゆきの経路は、わたしにとってはたいへんなつかしい。リヨンはTGVの経路になったので、20年まえ、南仏に行く若者むけ夜行列車はクレールモン=フェラン経由のニームゆきだったものだ(それとて、いまでは昔がたりになってしまった)。
 オリエント・エクスプレスは実車が1輌展示されており、中もみることができて、息子もわたしも(鉄っちゃんなので)大興奮だった。

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 このオリエント・エクスプレスは、ニホンまで運行されたことがある。そのときのサボも挿されていた。

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 きょうは、大阪からきた三十数年来のふるいともだちとともに、北千住の沖縄料理店 « うるま島2 » でオリオンビール、のち泡盛をのんできた。
 海ぶどう、にんじんしりしり、スパムの素揚げ、ミミガーのごまあえ、グルクンの天ぷらなどをたべた。
 毎日飲みあるいているようだが、お盆休みなので特例ということで(笑)。

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 なお、 « うるま島2 » の数詞 2 は「ターチ」とよむ。沖縄方言では、やまとことばの「ひとつ、ふたつ、みっつ」を「ティーチ、ターチ、ミーチ」という(語源はおなじ)。
 「山の日」というあたらしい祝日。
 午後、« コレド室町 » にある « Brugse Zot » (オランダ語で、「ブルージュの痴れ者」という意味だろう) というベルギービール店にゆき、ムール貝をたべながら、各種ベルギービールを飲んできた。
 5月のロマンス語学会のかえりには新橋にあるベルギービール店 « Antwerp Six » で飲んできたので、それにつづく、「ベルギービール第2弾」といったところ。
 来週から1年間の予定でフランスに旅立つサンドリヨンさまの歓送を目的とし、そして、サンドリヨンさまとのしばしのお別れを理由にして、7月下旬にもお目にかかったばかりにもかからわず、ブランシュ・ネージュさまもおさそい申しあげ、たのしい酒宴になった。

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 先週末、この時期の恒例で大阪にかえっていたが、東京とはくらべものにならない炎暑で、ぐったりしてしまった。
 週明けも少々不調を引きずっているが、まあ、なんとか生存している。
 おくればせながら、先週末の記録を下記にのこす。

 7月29日(土)
 高校2年のとき(1984年)参加した大阪府高校生中国派遣団の同窓会。

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 難波で電車をおり、戎橋筋へ。
 ここのアーケードに満ちる熱気は、むかしもいまもかわらないが、近年とみに外国人観光客がふえた。

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 ことしは « なんばマルイ » にほどちかい四国料理店 « 四国三郎 » にあつまり、ビールをのんだ。
 ちなみに、四国三郎とは吉野川のことだ。坂東太郎とよばれる利根川、筑紫次郎とよばれる筑後川とならんで、「ニホン三大あばれ川」といわれている。
 はまちの刺し身や、たいめしがおいしかった。わたしは四国にルーツがあるので、なおさらだ。

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 20年ぶりくらいで会うひともいて、なつかしく、楽しかった。

 席上、派遣団の団長をつとめておられたK先生がことしの6月に逝去なさったことをうかがう。89歳。
 去年までお元気でこの同窓会にいらして、おいしそうにビールをのんでおられたので、ショックだったが、今後も同窓会は続けていくことになった。

 7月30日(日)
 高校卒業30周年(昨年)を機に交流が再開した、高校1年のときのクラスの同窓会。
 わたしがこの週末大阪にかえることを知らせたところ、6人ほどのひとたちが集まってくださった。
 まず、« 別館牡丹園 » にゆき、点心をたべながら、のみやすい(そして、名まえがおもしろい)宮崎の麦焼酎 « となりのおくさん » をのむ(写真では左上、水にしかみえない)。

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 梅田のまちなかを歩いてくるだけで、暑くてのぼせたような状態になったが、焼酎をのんでかえって気分がよくなった(そういえば焼酎は夏の季語で、暑気払いにのんだらしい)。

 しばらく話しているうち、高校1年のころのことが少しずつ思い出され、ただただなつかしく、だいじなことを再発見したような気になった。
 しかし、当時のことで、昨日はじめて知ったことも多くあった。それとも、当時は経験したつもりでも、黒歴史が多かったので、脳が記憶からはじいているのかもしれない(笑)。
 ひざの手術をうけ、片方だけ用心のため松葉杖をついているひとがいたが、かえりぎわにそれを置き忘れそうになるほどの回復ぶりで、よろこばしい限りだ。
 昼食後、茶屋町の « Butter » に移動し、パンケーキをたべながら話す。

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 時間のつごうで、こちらにだけ来てくださったひともいて、そのひとは中学でも同級生だった。
 三十数年もたつと、記憶の底流にとどまっていたものが呼びおこされ、無条件でなつかしくなる。あ、いや、何十年たってもいやなものもあるけれど(笑)。
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