日 録

 きのうからきょうにかけて、日本ロマンス語学会第55回大会に参加し、発表するため千葉方面にとまりがけで出張してきた。

 東京駅で京葉線にのりかえる長さをきらって、東京メトロ東西線の快速で西船橋まで行ったのはよかったが、西船橋・南船橋・市川塩浜を頂点とする「船橋トライアングル」を見誤り、市川塩浜でのりかえることに。

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 なんとか海浜幕張に到着。そして学会にも間に合いそう。

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 学会会場の神田外語大学へは、海浜幕張から徒歩15分というたてまえだが、これはやはり、迷わずに行った場合で、しかも校門までの所要時間のようだ。
 校門にはいったあと、さらに10分くらいは歩く。広域埋め立て地なので、学内も学外も、平らでだだっぴろい。

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 会場に到着するのは、結局開会式がはじまる直前になってしまった。

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 下記プログラムをみればわかるように、わたしの出番は初日の最初なので、心配してくださっているかたがたがおられた。申し訳ない。
 http://sjsrom.ec-net.jp/sjsr55.html
 なんとか出番をつとめ、質疑応答、コメントの時間も有意義だった。
 早々に自分の出番がおわり、あとは気らくだ。

 今年はロマンス語学会創立50周年(ぐうぜん、わたしとおないどしだ)ということで、これを紀念して、Elisabetta Carpitelli 先生による言語地図に関する特別講演。
 各国の研究者が共同して、ALiR = Atlas Linguistique Roman と称する、ヨーロッパのロマンス語圏全体で、共通のフォーマットで連続的な言語地図が編まれており、さらに、ヨーロッパ全体での ALE = Atlas Linguarum Europae とも連携しているという。わたしにとっては新知見が多かった。

 特別講演のあとは総会。来年度の共通テーマを総会で多数決できめるのは、この学会の美しい伝統だ。

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 来年の統一テーマは「限定詞・関係詞」ということになった。
 わたしは昨年、今年といずれも統一テーマ(昨年は「時制」、今年は「語彙論」)で発表した。統一テーマのセッションは初日にひらかれるので、2年連続で早く「解放」されたことを笑いながら指摘するかたがおられたので、「さすがに来年はそれは無理です」とこたえた。

 学内の « バルコーネ » に場所をうつし、懇親会。
 ビール、ニホン酒、赤ワインをのみ、いい気分になる。

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 20時30分ころ会場を辞し、共同研究の打ち合わせ。
 話しおわったあと、大学を出て、海浜幕張ではなく幕張まで行こうとするが、ながい水路に沿った暗い道がつづくばかりで、たいへんこころぼそい。

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 しかし、どうやら間違っていなかったようで、突如ポケットからとりだしたように(プルーストの比喩)、幕張に到着。

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 泊まったホテルは幕張から千葉方面に数駅行ったところだったが、さいわいたいへん快適で、よくねむれた。

 今朝もおなじ道のりをたどり、学会会場へ。
 きょうだけくるひとも多く、応接にいとまがない。
 きょうは自由テーマの発表だが、ふたつの分科会にわかれている。時制関係の発表が多い分科会に出て、いずれもたいへん参考になった。

 かえりみち、きょう発表した院生の慰労会と称し、新橋の « Antwerp Six » にゆき、ムール貝をたべながら、ベルギービールをのんできた。
 « Hoegaarden » の500mlのグラスははじめてみたが、数字以上に巨大にみえる。

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 きのうは午後、2時間ほどたいへんな雷雨に見まわれたが、きょうは新緑がまぶしい晴れで、しかも暑いほどではなく、さわやかな気候だ。

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 きょうは半年に一度の恒例で、つくばの名店、« シェ・レノン » で昼食にクスクスをたべてきた。
 いつもながら、チュニスの名店 « Dar Es-Saraya » を思いおこすほどの絶品だった。
 きょうはここに連れて行ってくださった先生が、最近お店に協力なさったことがあり、そのお礼ということで、特別に子羊のあばら肉もつけてくださった。わたしもご相伴にあずかった。

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 はなしは前後するが、きのうのかえり道、« 西武百貨店 » 筑波店撤退後のようすをはじめてよく見てきた。
 « 西武 » のなかにあった書店 « LIBRO » だけは « CREO » の2階の回廊がわにうつって営業していたが、規模はかなりの縮小だ。

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 « 西武 » のななめ向かいにあった、« サロン・ド・テ・なかやま » も撤退してしまったようで、こちらもさみしい限りだ。
 名まえは « サロン・ド・テ » だったが、わたしはここで、1註文ごとに1本の小さなエスプレッソポットでつくられ、供されるイタリアンコーヒーが好きだった(もっとも、« なかやま » のべつの店は存続しているので、どうしても飲みたければそちらに行けばよいのだが)。

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