日 録

 季節はずれの暑さ。東京の最高気温は25.7度。
 まいとしの恒例で、中央大学にゆき、ゲストスピーカーをつとめてきた。
 多摩センター経由。多摩ニュータウンはつくばと開発年代が近いせいか、雰囲気がとても似ている。多摩センター、つくばセンターという命名センスも同じだ。

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 多摩センターからはモノレールにのる。空中散歩のようで、ここちよい。

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 中央大学のキャンパスは空がひろく、筑波大学と似ている。

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 かんじんの仕事は例年以上にうまくゆき、重要な質問や有益なコメントをいただくことができた。
 祝日で、すこしばかり閑暇があったので、以前からずっと Twitter で作ろうと思っていたコルシカ語 bot を作りました。
 https://twitter.com/bot_di_u_corsu
 5時間に1度、コルシカ語の単語を日本語による語釈つきでつぶやきます。
 [後日追記] ツイート間隔を約3時間にあらためました。

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 2013年、コルシカ議会で、島内ではコルシカ語をフランス語とならぶ公用語として位置づける「併用公用語制」(cuufficialità) が定められましたが、これがフランス共和国憲法の規定に反するのではないかとの疑義が出されているため、その帰趨は予断をゆるしません。
 そこで最近、オベンキョーのため、昨年出た併用公用語制にかんする書物を入手しました。
 この書物(全篇コルシカ語書き)のおもしろいところは、前置詞 pè が pà になっていたり、svucalatura(非強勢音節での母音交替)がいっそう徹底されているなど、南部コルシカ語の特徴が鮮明で、わたしが知っているコルシカ語の変種とはかなりちがいますが、一定の対応関係があるので問題なくよめます。
 単一の標準語をもたず、各方言が対等の規範性をもってならびたっているという、「多規範的」(pulinòmicu)なコルシカ語のありかたに慣れると、「みんなちがって、みんないい」という気になります。
 考えてみれば、併用公用語制も結局、多規範性の延長線上にあると思います。EUで価値づけられている多言語主義・多文化主義にもつながる考えかたですね。

 Cuufficialità の著者、Colonna 氏出演動画:

 世間ではきょうから3連休のようだが、わたしはしごとのため、大妻女子大学の千代田キャンパスへ。

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 『構文と意味の拡がり』と題されたた研究会に参加し、発表もする。
 年末しめきり、来年発刊予定の同題の論文集の見とおしをつけるための研究会だが、発表者はわたしをいれて10人もいて、内容ゆたかで、学ぶことが多かった。
 ずいぶん前から交流しているかたがたが多いこともあり、たのしい機会になった。また、きょうはじめてお目にかかるかたがたとも、たのしく話した。
 おわったあとは、懇親会と称して近隣の酒肆 « 酒菜 あい田 » でおいしい料理をいただき、ビール、焼酎、日本酒を無秩序にのむ。

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