日 録

 きのう、大学院生のもとめに応じて、研究上の相談をするために大学に行った。
 新研究室がまだ引っ越し直後で立錐の余地もないので、中央図書館の « スターバックス » でまちあわせて、1時間くらい話した。
 « スターバックス » には、パッションフルーツの真っ赤なアイスティーがあり、いつもこれをのむ。
 容器にさくらの花がえがかれており、春仕様だ。

P3280408

 話しおわったあと、新研究室のようすをみにゆく。書架やキャビネットの固定が済んでいて、ようやく荷物を入れることができるようになった。
 3月2日に書いた連結書架の件だが、室内を実測したにもかかわらず、数字によわいわたしのことで、書架そのものの寸法計算に誤りがあったらしく、けっきょく柱のあいだには入らなかった。
 しかたなく、いちばん奥のパーツだけ、柱をさける形でななめに設置・固定してもらった。どうせ、デッドスペースは発生するので、これでもわるくはない。

P3280409

 * * * * *

 ことしも拙宅の庭の黄水仙が咲いてきた。例年、白水仙より咲くのがおそい。
 この黄水仙は八重咲きで、頭が重いので、放っておくと土についてしまう。
 きょう、去年と同様に、葦の枝と麻ひもで囲いをつくってやった。

P3290417

P3290419

 学会誌の校正(とくに、別冊は全体のとりまとめ担当)、科研費の報告書の準備、学会ニューズレターの原稿依頼など、いろいろとこの時期独特のしごとがあり、けっきょくいつもどおり、机をはなれることができない。
 一昨日から昨日にかけて、祖父の二十五回忌法要のため、愛媛に行っておりました。
 桜井という、伊予の国分寺がある古いまちです。

P3190305

 瀬戸内海はいつもながらおだやかで、浜辺にくると安心します。

P3200342

 彼岸の中日でもある昨日、補陀洛山法華寺で法要、そのあと墓参りをしてきました。

P3200326

 お墓があるのは、ヴァレリーのねむるセートの « 海辺の墓地 » Cimetière marin を想起させる、すこし丘にのぼったところです。
 法要と墓参りのあとは、湯ノ浦温泉の « ケーオーホテル » にゆき、昼食をたべてきました。旬のあさりの入った揚げものがおいしかった。

P3200334

 唯一残念だったのは、こどもたちを連れていないときにかぎって、特急 « しおかぜ » がアンパンマン列車で運用されていたことです(笑)。

P3200347

P3200349

P3200339

 * * * * *

 世間ではきょうまで3連休ですが、きょうは上智大学で科研費の共同研究の打ち合わせでした。
 おわったあと、べつのグループで、わたしを入れて4人で北千住でまちあわせて、ひさしぶりに « 幸楽 » で16時30分ころから酒をのんできました。

P3210382

 « 幸楽 » は朝10時から開店して、ひるざけがのめるところです。なので、きょうはこれでも遅いほうです。どじょうの唐揚げが絶品です。

P3210385
 筑波大学の交流協定校、フランシュ・コンテ(Franche-Comté)大学からふたりの先生方が筑波にいらしており、きょうは研究会のあと懇親会でした。筑波の大学院生がブザンソンに留学するたびにお世話になっている先生方で、わたしも側面的にお世話になっております。鷹揚せまらぬ、学生への愛情にみちた先生方で、きょうも楽しくすごすことができました。

P3160211

 きょうは娘の誕生日だったので、すこし早めに懇親会を中座して、かろうじて日がかわらないうちに帰宅しました。

 翌朝追記:まいとし、この時期に咲く白水仙が、ことしも花をひらいています。

 P3170218
 ときおりみぞれがふる、さむい日になった。正午の東京の気温は5.2度。
 東日本大震災からちょうど5年。大震災の日もきょうのように余寒がきびしく、夜中まで8時間くらいつづいた停電の暗闇でふるえていたことをおもいだす。
 あれからなにが変わったかというと、やはり、福島原発の大事故のあとかたづけにまだ何十年かかるか、わからないのに、政府や電力会社が原発の再稼働に前のめりになっていることだろう。
 おりしも一昨日、あたかも大震災5年にあわせたかのように、大津地裁が高浜原発3号機、4号機の運転をさしとめる仮処分をくだした。裁判所が、稼働中の原発をとめる判断をするのははじめてだそうだ。これを正面からうけとめ、再稼働を見なおすようでなければ、また事故は起きるだろう。

 午後、出版の打ち合わせのために、これまでうかがったことのない出版社におもむき、1時間くらい相談してきた。
 うかがったところでは、社内での会議を通さなければならないなど、未確定の企画なので、まだ話すことはできないが(わたしとしてはめずらしく慎重な書きかたをしているのは、ひとえにきょうお目にかかった方のご助言による)、もし実現すればわたしとしては画期的なことになりそうだ。

 相談のあとは、« 松屋銀座 » にゆき、開催中の銀座アートフェスタを見てくる。
 ここに、かねてよりわたしも応援している銅版画家の小柳優衣さんも出展しておられる。

Yui_Koyanagi

 ちなみに、上の画像でお名まえのあとについている24という数字は、グループ展の統一フォーマットで、はじめて個展をなさった年齢を示している(いまの年齢だとしても、ぜんぜんおかしくはないが)。

P3110197

 会場は大盛況だったが、小柳さんご本人がお迎えくださり、すこしお話しさせていただいた。
 やはり、娘さんがお生まれになってからの油絵は、娘さんへの慈愛、そして娘さんに感じてほしい世界が表象されているように思い、わたしも拝見してしあわせな気分になった。
 昨日、弟の結婚式がひらかれ、妻とこどもたちといっしょに京都に行ってきた。
 東山の高台寺にほどちかく、その延長のような、日本庭園にいだかれた « ザ・ソウドウ東山 » という結婚式場で人前結婚式をとりおこない、そのあと宴席を張った。

P3050039

P3050045

 人前式の会場は清冽な滝をのぞむ爽快なところだった。

P3050047

 酒肴はおいしく、たのしい宴席になった。

P3050119

 最後に新郎新婦の入刀したケーキをいただいた。

P3050136

 弟はわたしとはとしがはなれているものの、かなりの晩婚だ。おだやかで、きよらかなかたと結ばれ、よろこばしい限りだ。
 昨年以来、いっしょに会う機会が3回ほどあったが、ふたりはすでに長年つれそった夫婦のような安定感、おちつきがあり、安心して見ていられるように思う。
 弟はわたしとは対照的に社会的なスキルにもすぐれており、その点は安心しているが、うらをかえせば、よく気をつかうということでもあるので、気苦労が多いということもあるだろう。いくらかは気らくに、元気にすごしてほしい。
 会議のためつくばに出勤。
 往路、買い物のため新宿にたちよったら、新宿駅の南口にできるあたらしいバスターミナルのが、« バスタ新宿 » という名まえだったので、笑ってしまった。イタリア語の話者がきくと、« Basta, Shinjuku ! » (新宿なんてもうたくさんだ!) ときこえるだろう。

P3020018

 耐震工事が完成した新しい研究室に、はじめて入ってみた。さすがに、見ちがえるほどきれいになった。

P3020019

 吾妻の仮研究室からの引っ越し(荷物搬送)は3月14から17日、並木の倉庫からの引っ越し(搬送)は3月18から22日と予定されているが、全体の予定にくらべて実際の進捗はすでに遅れているらしく、結局いつになるかわからない。
 しかも、吾妻から(さきに)はこぶものはテーブルが最大のもので、ほとんどはダンボール箱につめたもの、それ以外の什器類(連結書架、キャビネット、ロッカーなど)は並木から(あとで)はこびこまれることになっている。これでは順番が逆ではなかろうか。家の引っ越しでも、こまごまとしたものをさきに入れてしまったら、棚やたんすが入らなくなるではないか。しかし、荷物の搬送はもちろん、棚の固定まで業者まかせで、わたしは手出しできない。
 研究室の長辺に沿って連結書架を置きたいのだが、壁の窓側の端に柱が通る (上の写真では左奥)。この柱の大きさが、くばられた図面では明確でなく、しかも引っ越し前からは耐震工事を経て設計も変化し、部屋も移動しているので、はたして連結書架が置けるのかどうか、心配だった。
 きょう、コンヴェックスで実測したところ、柱部分をのぞいた長辺は4m75cmあった。連結書架の横幅は全部で4m55cmなので、ちょうど、うまいぐあいに入ってくれることになる。よろこばしい。

 会議がおわったあと、17時につくば駅付近で待ちあわせて、今年度博士の学位をとって大学院を修了され会津大学に就職なさるかたのお祝いと、院生で今月下旬から1年間ブザンソンに留学なさるかたの歓送会という名目で、(わたしにとっては)ひさしぶりに乾杯してきた。総勢7人で、17時すぎから22時すぎまでえんえん飲みつづけ、笑いつづけた、「ファンキー」な夜だった。

P3020022
  <201602| 201603 |201604>