日 録

 快晴。きょうは連休のお出かけ企画ということで、10歳の息子とふたりで、茨城県のひたちなか海浜鉄道に「乗り鉄」に行ってきました(妻と娘は、いわゆる「鉄分」がすくないので、お留守番をしてもらいました)。
 ひたちなか海浜鉄道は、常磐線の勝田から那珂湊を経て阿字ヶ浦にむかうローカル線です。
 鉄路の敷設そのものはたいへんふるく、ことしで100周年になるそうです。
 ながらく茨城交通湊線として経営されていましたが、第3セクターに継承されて「ひたちなか海浜鉄道」が成立し、ことしで5周年ということで、記念イヴェントが多く開催されています。
 行政の援助も手あつく、乗客や鉄道ファンからの支持も強いようで、震災からの復旧も早かったとのことです。
 きょうもたいへんな人出で、とくに那珂湊駅はにぎわっていました。

P4281299

P4281301

 連結作業がはじまると、すぐに人だかりができます。
 昨今、とかく「撮り鉄」が傍若無人といわれていますが、ここでは、沿線にかまえる「撮り鉄」もふくめて、いたって牧歌的な雰囲気に感じました。

P4281312

P4281311

 1960年代のディーゼルカーを、国鉄時代の塗色を復元して使っているのは、鉄っちゃんのこころをくすぐります。

P4281303

P4281291

P4281293

P4281304

P4281314

 勝田・阿字ヶ浦間の全区間を往復しました。窓をあけると、太平洋からの風がここちよいです。

 往路にたちよった那珂湊駅で、鉄道写真展をみてきました。

P4281307

P4281305

P4281310

 じつは、ここでの出展者のうちのひとりが、桑村誠一くんという、中学3年生、高校1年生のころなかよくしていた、わたしのふるい友だちです。
 会場にも来ておられ、30年ぶりくらいで再会できました。
 おたがい中年太りはしたものの、むかしの面影があり、なつかしく思いました。

 桑村くんは北近畿タンゴ鉄道の写真を多くとっていて、ご自身のホームページ、「丹後鉄景」にも写真や情報を多数掲出しておられます。
 しばらく≪日録≫に間隙があいてしまった。例年、始業の時期は心身ともに疲れる。
 ことしは3月に岡山大学に行ってくるなどしたおかげか、例年になくいい気分でむかえた新年度だったが、始業から実質2週間が経過したいま、(やはり?)そろそろ失速ぎみだ。

 きのうは、予定どおり、日本フランス語学会の例会で発表をしてきた。
 いつもは3時間で発表者2人なのだが、きょうはわたしだけなので、休憩をはさんで、15時から17時すぎまでわたしの発表、そのあと18時までコメント・質疑応答という、これまで担当したなかではもっとも長大な発表(ハンドアウトが30ページ)となった。
 きのうの東京は最高気温11.5度、例会終了時の18時の気温は7.6度で、しぐれのような雨がふる冬のような天候にもかかわらず、関西や東北からの参会者もふくめて、多くの方々がいらしてくださった。
 発表では、内容の多さに比例して、質問やコメントを多くいただき、修正したいところも多く出てきたが、大筋では間違った方向には向かっていないような感触を得て、ひとまず安堵した。

 例会のあと、青山学院大学の鳥居先生と、愛知県立大学の石野先生にさそわれ、学会例会の直前にひらかれる研究会の世話人をわたしとともに担当くださっている塩田さんとわたしをくわえた4人で、茗荷谷駅前の九州料理店≪わん≫にゆき、もつ鍋をたべながら焼酎をのみ、いい気分になった。もつ鍋は、東京でたべるにしては上々のおいしさで、たいへん満足した。

P4201269

 しめさばをたのむと、目のまえでバーナーであぶってくれる。脂が沸くように浮きたって、おいしい。

P4201271

P4121246

P4121249

P4121250

P4121252

P4121256

P4121258
 3月27日の日録で言及した、非常勤講師を5年で雇いどめにするという問題ですが、首都圏大学非常勤講師組合が早稲田大学を刑事告発するという報道に接しましたので、以下に記録しておきます。
 前にも書きましたが、この問題は根が深いので、問題として認識されることはよいことだと思っております。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130407-00000009-mai-soci
 からの引用:
<労基法違反>首都圏大学非常勤講師組合、早大を刑事告発へ
毎日新聞 4月7日(日)10時25分配信

 ◇契約期間に上限「手続き不正」

 早稲田大学(鎌田薫総長)が新たに設けた非常勤講師の就業規則を巡り、制定の手続きに不正行為があった可能性があるとして、首都圏大学非常勤講師組合(松村比奈子委員長)は同大を近く労働基準法違反の疑いで刑事告発する。非正規労働者の契約は5年を超えて働いた場合、期間の定めのない雇用に転換できるなどとした改正労働契約法が1日から施行されたばかり。この法改正で、大学現場では非常勤の契約に新たに上限を設ける動きが出ているという。【東海林智】

 告発状などによると大学側は3月19日の団体交渉で、非常勤講師の就業規則を組合側に初めて提示。上限のなかった雇用契約期間を通算5年とする内容だった。

 労働基準法によれば新たに就業規則を制定する場合、事業主は事業所ごとに労働者の過半数代表者の意見を聞く必要がある。組合側が「全く聞いていない」と反発したところ、大学側は2月4日には過半数代表者を選ぶ手続きを始めたとする文書や同月14日の公示などを示し、手続きは正当に実施したと説明した。

 しかし組合側によれば、同14日は入試期間で非常勤講師は公示場所に立ち入ることができず、その後も手続き文書を見たことはなかったという。代表者選びの投票結果も公表されないことから、告発を決めた。組合から相談を受け団交にも参加した佐藤昭夫早大名誉教授(労働法)は「『違法な手続きだから期間を空けてやり直したらどうか』と警告したのに大学側は強行した。学生時代から50年も関わった母校だが進歩に逆行するようなことをしてはいけない」と話す。

 組合によると、早大では12年時点で専任や専任扱いの教授らが約2200人なのに対し、非常勤講師や客員教授ら非常勤は約4300人。影響は大きいが、大阪大や神戸大も上限5年の実施を検討している。同様の動きは他大でも出ていたが労組の抗議で撤回や凍結したという。

 松村委員長は「正規の2倍にも達する非常勤の貢献を無視する強引なルール変更なので告発する」。早大広報課は「詳細がわかりませんので、コメントは差し控えさせていただきます」としている。
 なんぞ、これwww

P4041200

 じつは、しなの鉄道が、子どもは篠の井から軽井沢まで全線乗り放題でたった100円というきっぷ、「しなの鉄道Kidsフリーパス」を発売していることもあり、息子とふたりでちょっと信州を旅行してきました。息子もわたしとおなじく、鉄っちゃんです(笑)。
 浅間山はまだ雪をかぶっていました。

P4041209

 * * * * *

 新年度ですね。新年度に顔をあわせると、「始まってしまいましたね」という大学教員が大半です。もちろん、初めは実際にたいへんなことが多いでしょうが、なかなかおもしろい現象だと思っております。
 わたしなど、元来はひとなみ以上に「たいへんだ、たいへんだ」というほうなのですが、今年度はどういうわけか、気分が軽快なので、なるべくこの調子を長つづきさせたいと思っております。
 
 * * * * *

 昨年度まで5年間もらっていた科研費の研究期間が満了するため、今年度から新規に科研費を申請していたのですが、それが採択されたことがわかりました。こんども向こう5年間です。
 前回も今回も基盤研究で最長の5か年計画の理由は、もちろん腰をおちつけてじっくり研究したいということもありますが、あまりしょっちゅう新規申請をするべき時期がまわってくると、そちらに手をとられて、ただでさえ圧迫されがちな研究時間がますます減ってしまうからです。本音をいえば、10か年計画にしたいくらいです(笑)。
 今回採択されたのは僥倖で、自分でも「まぐれ当たり」という自覚があります。というのも、昨秋の申請時期、2学期制移行にむけての混乱したしごとや、学外会議のしごとなどでとり散らかしていて、研究計画調書を書くのにわずかな時間しかとれなかったので、今回はとくに自信がなかったのです。というより、もし「自信」ということばをより適切に使うなら、「不採択になる自信があった」ほどです。
 ともあれ、これからまた、活溌に研究ができるだけの予算があたえられたのは、ありがたいことです。

 * * * * *

 新旧の科研費にまつわる書類書きをはじめとして、いろいろしないといけないことがあるのですが、それを横目にみながら、ついついよけいなことをしたくなる性分で、2003年から2011年にかけてネット上で書いて、いまは消滅した雑文をまとめたものをつくってみました。よろしければご笑覧ください。

 雑文集≪閑適抄≫
 http://www.ne.jp/asahi/watanabe/junya/kanteki/

 * * * * *

 拙宅の庭で、白水仙のあとに咲く黄水仙を楽しみにしていたのですが、せっかく花がひらいたのに、よく見ることも、写真にとることもできないうちに、4月1日、2日の風雨で、全部たおれて、泥にまみれてしまいました(なみだ)。
 八重咲きなので頭が重くて、よけいにたおれやすいのです。来年からは、つぼみのうちに囲いをつくってやろうと思っています。

 * * * * *

 なぜかはわかりませんが、新年度には断章が似合います。

  <201303| 201304 |201305>